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美味しいお茶の淹れ方
お茶選びイメージ1

【最適な水の選び方】

1. 軟水と硬水の違い

日本茶を淹れる際に最適なのは「軟水」です。水は大きく分けて軟水硬水に分かれます。

  • 軟水:カルシウムやマグネシウムが少ない水。お茶の旨味を引き出し、まろやかな味に仕上がります。
  • 硬水:カルシウムやマグネシウムが多い水。お茶に苦味や渋味が強く出やすく、適していません。

結論として、軟水を使うことが最も理想的です。


2. 水道水のカルキ臭とその対策

日本の水道水は軟水ですが、塩素(カルキ)が含まれているため、独特の臭いがあることがあります。このカルキ臭が、お茶の香りや味に影響を与える可能性があります。

(カルキ抜き方法)

  • 水道水を沸騰させ、5〜10分弱火で沸騰させ続けることでカルキが抜けます。
  • もしカルキ臭が残る場合は、冷ました水を使用すると良いです。

水道水を使用する場合は、必ず沸騰後にカルキ抜きを行いましょう。


3. ミネラルウォーターの選び方

市販のミネラルウォーターを使用する場合、軟水を選ぶことが大切です。多くのミネラルウォーターは硬水や中硬水が多いため、ラベルや成分表を確認しましょう。

  • 日本茶に適した軟水の目安:硬度が30〜50mg/L程度のもの。

【お湯の温度】

【お湯の温度】

日本茶を美味しく淹れるためには、お湯の温度が非常に重要です。適切な温度管理を行うことで、苦味を抑え、旨みを引き出すことができます。


1. 旨み成分と苦み成分の関係

お茶に含まれる成分は、温度によって抽出される割合が異なります。

  • 苦み成分(カフェイン)は、80度を超えると多量に抽出されます。
  • 旨み成分(アミノ酸)は、低温でもしっかりと抽出されます。

そのため、適切な温度管理を行うことで、苦味を抑えながら旨みを引き出すことができます。


2. 湯冷ましでの温度調整

  • 熱湯(約100度)のお湯をお湯呑みに注ぐと、約90度になります。
  • その後、お湯呑みから急須に移すと、さらに約10度下がり、約80度の温度になります。

3. 上級茶と若い芽のお茶

旨み成分のアミノ酸は、上級茶(特に一番茶)ほど多く含まれています。また、芽が若いほどアミノ酸が豊富です。そのため、特に一番茶や若い芽を使用する際には、温度管理をより慎重に行うことで、旨み成分を最大限に引き出すことができます。


日本茶の美味しい注ぎ方

均等に注ぎ、最後の一滴まで!

小まめに均等に、そして旨みが凝縮された最後の一滴まで注ぎきることは、美味しさの秘訣です。 また、二煎目を美味しくいただくための重要なポイントでもあります。


2人分を注ぐ場合の注ぎ方

2人分のお茶を注ぐ際は、次の順序で小まめに注ぎ分けることで、均等に美味しく注げます。

  • 1→2、2→1、1→2、2→1

  • 1人分を注ぐ場合

    1人分を注ぐ際も、小まめに何度かに分けて注ぐことで、より美味しく淹れることができます。